サイトアフィリの承認率についての誤解を解きたい。

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アフィリエイターなら言うまでもありませんが、発生した成果は承認、確定されて初めて売り上げになります。案件の承認率が低いというのはアフィリエイターにとっては死活問題です。発生した成果が100万円であったとしても、承認率が20%なら20万円の売り上げにしかならないからです。

一般的なアフィリエイターの考えとしては、「却下 = 売り上げが減らされた」という感覚があると思います。承認率が低い案件は取り組まない!と決めているアフィリエイターも多いはず。しかし、一般的に言われる「承認率の低さ」というのは単純に案件や商品が悪いということとイコールではありません。実は、その承認率の低さは自分自身の取り組み方が原因の可能性もあります。

そこで今回は、多くのサイトアフィリエイターが持っているであろう承認率に関する誤解を解きたいと思います。そして、どうすれば承認率を上げることができるのかということを、ASPの裏側なども交えながら話しを進めていきます。

承認率の悪い案件シネ!という低品質なアフィカスにならないために。

知っておいてほしい用語の説明

話をする前提として、知っておいてほしい用語について軽く説明しておきます。ここでは簡略化するために、かなりざっくり書いています。正確な表現ではありませんが、あしからず。

発生

確定前の成果のこと。発生した成果は承認作業を経て確定して、初めて売り上げになります。

承認

発生した成果を支払いの対象にするための処理。ASP管理画面で広告主や広告代理店が行います。

却下(非承認)

発生した成果を支払い対象外にするための処理。承認と同様に管理画面で行われます。

承認率

発生した成果の中で承認になった成果の割合。発生した成果100件の中で最終的に承認された成果が80件なら、承認率は80%です。

コンバージョン

ユーザーが商品購入をした状態。CV、成約なども同じ意味。

LP

ランディングページの略。ここではアフィリサイトからアフィリリンクをクリックして飛んだ先の広告主のページのこと。

書いてる人のこと

本題に入る前に少しだけ。

承認率の話は裏側の話なので、あまり表に出ることはありません。アフィリエイター同士の会話でも「案件の承認率が良い悪い」という話はよくありますが、それ以上の話はほとんど聞いたことがありません。月数百万円から数千万円稼ぐサイトアフィリエイターでさえ、裏側のことは知らないことが多いです。

当然サイトアフィリをする上で裏側の話など必要ないと言えば必要ないですが、知っていればちがうものが見えることもあります。これまでと違う取り組み方ができるかもしれません。

で、お前は偉そうに何でそんな話してんの?って話を。ここで詳しい経歴を書くことはしませんが、簡単に。

私は以前に広告代理店やらASPで働いてたことがあります。ASPではASPのシステム作る段階の企画や設計から関わっていたので、何がどう動いていて、成果が発生するのかなどの見えない部分の仕組みなんかも、その辺のASPの担当者よりもよく知っているつもりです。また広告代理店も立ち上げからいてネット通販企業のコンサル的なこともやっていました。

なので、アフィリエイトに関連する話であれば、普通のアフィリエイターよりも詳しいつもり。

あと、今回の話の中でシステム的な話がちょっとだけ出てきます。ここについては私は自分でサーバー軽くいじったり、PHPだなんだとプログラムを書いたりもします。AWSのEC2借りてワードプレス公開するくらいは2,3時間でやります。

なので、その辺もある程度の知識があります。

あとサイトアフィリは出戻りで1年前からスタートしましたが、一番最初にスタートしたのは2005年です。その辺のサイトアフィリで有名な人よりも、アフィリエイト暦だけで言えば長いはずです。当時の売り上げは鳴かず飛ばずでしたが、静岡のアパートで一人悪戦苦闘してたので、当時から色んなノウハウとかを見てきました。今は専業アフィリエイター。

いろいろやってきたから、アフィリエイト歴が長いから、どうということはありませんが、いろんな背景があって書いてるということだけ言っておきます。

承認って具体的には誰がどうしているのか

「今日は成果がたくさん承認された」とかって言いますが、「承認」って実際に何をしているか知っているでしょうか。

まず成果が「承認」か「却下」になるかを決めるのは、広告主です。広告主用の管理画面に表示された成果に対して一つ一つ、「承認」か「却下」かというのを管理画面で操作します。実際に管理画面を操作するのは広告主だったり、広告代理店だったり案件により異なります。

「成果を承認するか広告主が決める」というと広告主の気分次第で変わるようにも思えますが、実際にはそんなことはありません。広告主は広告主としてのルールに従って承認かどうかを決めます。

基本的に却下になる成果というのは「いたずら」「虚偽申し込み」「成果対象外」という場合です。「成果対象外」というと幅が広すぎるのですが、これは広告主や案件によって決まっているので一概には言えません。化粧品や健康食品などの物販でよくあるのは「リピート購入」は成果対象外にしているパターンです。

こうやって話をしていると承認作業なんて単純なように感じますが、実際の現場では承認作業というのはかなり大変です。アフィリエイターの見ている成果数と広告主が扱う成果数は桁がちがいます。案件によっては月1万件以上の成果が発生するので、それら一つ一つの承認作業をするというのは、かなり大変です。

もちろんすべての操作を手動でやるわけではなく、CSVなどである程度自動でできるところもありますが、承認作業はアフィリエイトの根幹とも言える部分です。もしミスをすれば何十万円、何百万円と支払う報酬額が変わってきますから、その作業自体がかなり神経をすり減らします。

ASP間の「成果の重複発生」も却下!

おそらくほとんどのアフィリエイターは知らない却下理由の一つに「ASP間の重複発生した成果」というのがあります。これは基本的に全案件共通です。「重複発生した成果」とは何か。

「ビーグレン」という商品を例に簡単に説明していきます(実際にはブランド名と思いますが、その辺はご愛嬌で)。

ビーグレンはアフィリエイトでも有名な商品なので、昔からアフィリエイトしてる人はたくさんいます。A8を使ってる人もいれば、アフィリエイトB使ってる人もいれば、アクトレ使ってる人もいます。どのASPを使うかはアフィリエイターの自由です。それぞれが自分の意思でいろんなASPを使って、色んなキーワードでサイトを作ります。

それらを仮に

  • Aサイト「ビーグレン 口コミ」SEO1位:A8リンク
  • Bサイト「ビーグレン 効果」SEO1位:アフィリエイトBリンク
  • Cサイト「ビーグレン 最安値」SEO1位:アクトレリンク

とします。

A,B,Cはそれぞれ別の人が運営するサイトです。

ビーグレンを買いたいユーザーはGoogleなどで検索をして、A,B,Cサイトのいずれかに訪問します。これらのサイトにユーザーが訪れたとしても、1度でビーグレンを購入するとは限りません。

例えば、最初に「ビーグレン 口コミ」で検索して、Aサイトを訪問。Aサイトのアフィリリンクをクリックして、

ビーグレンのLPに飛んだけど購入しなかったとします。この時、裏側ではAサイトのA8のアフィリリンクをクリックしたというCookie(クッキー)がユーザーに残ります(Cookieはブラウザに任意の情報を埋め込む目印みたいなもの)。

次は「ビーグレン 効果」で検索して、Bサイトを訪問。Bサイトのアフィリリンクをクリックして、ビーグレンのLPに飛んだけど、また購入しませんでした。これで次はアフィBのアフィリリンクをクリックしたというCookieが残ります。この時点で過去のA8のCookieも残っています。

最後に「ビーグレン 最安値」で検索して、Cサイトを訪問。Cサイトのアクトレのアフィリリンクをクリックして、ビーグレンのLPに飛んで、商品購入。最終的にクリックしたのはアクトレのリンクなので、

アクトレのCサイトで成果が発生します。この時も過去にアフィリリンクをクリックしたA8、アフィBのCookieはユーザーに残ったままです。

一見「アクトレで成果発生して終わり」という感じに見えますが、これでは終わりません。実際にはアクトレで成果発生するだけでなく、A8のAサイトとアフィBのBサイトでも同時に成果発生することになります。ユーザーが1回購入しただけで、A8、アフィB、アクトレの3人のアフィリエイターに同時に成果が発生することになります。

これが「ASP間の重複発生した成果」です。

この3件の成果が後日どういう扱いになるかというと、最後にクリックしたアクトレの成果が承認され、A8、アクトレは却下ということになります。基本的にはアフィリエイトはラストクリックが承認されるからです。

直接コンバージョンと間接コンバージョン

なぜ「成果の重複発生」が起こるのかというと、アフィリエイトには「直接コンバージョン」「間接コンバージョン」というものがあるからです。

普段イメージしている成果は「直接コンバージョン」です。自分のサイトのアフィリリンクをクリックして、LPに飛んで、そのままLPから商品購入に至るケース。当然、これはASPの管理画面で成果発生します。

ただ、実際のユーザーの購入ルートはこれだけではありません。

自分のサイトのアフィリリンクをクリックして、LPに飛んだけど、そこでは商品を購入しなかった。後日、同じユーザーがGoogleで商品名を検索して、公式サイトから改めて商品購入をした場合。

これもアフィリエイトの成果として発生します(これは案件によって違います)。これはブラウザにCookie(クッキー)と呼ばれる情報が残っているからです。

Cookieには、「何時何分にどのASPの誰のアフィリリンクをクリックした」という情報が入っています(かなりおおざっぱです)。このCookieを持ったユーザーが最終的に公式サイトなどから購入しても過去にアフィリリンクをクリックしたというのが分かるので、ASPではアフィリエイトの成果として発生します。

アフィリリンク経由でLPでコンバージョンせずに、後日別の場所で購入したことを「間接コンバージョン」といいます。間接コンバージョンはアフィリエイターにはデメリットはありません。最終的に公式サイトからの購入だったとしても、それは直前にアフィリリンクをクリックしたアフィリサイトのおかげといえるので、それも成果対象にしているということです。どこまでの間接コンバージョンを成果対象かどうかは案件によって異なります。

ASPで案件と提携するときに「再訪問期間」というものがあります。それが、この間接コンバージョンのことです。再訪問期間が90日であれば、アフィリリンクをクリックして90日以内に商品購入に至れば成果になるということです。

同じASPのアフィリリンクは2度クリックすれば、新しい情報にCookieは書き換えられます。

2017/1/30 10:11:30 Aさんのアフィリリンク(A8)

Cookie書き込み(2017/1/30 10:11:30 Aさん A8)

2017/1/31 20:33:40 Bさんのアフィリリンク(A8)

Cookie上書き(2017/1/31 20:33:40 Bさん A8)

BさんのみA8で成果発生!

という具合です。

成果の重複発生の対策は?

基本的にはASP側での対応はできません。ASP内部のことならなんとかなりますが、重複発生はASP間で起こるものです。A8で成果が上がったことをアクトレが知る方法は基本的にはありません。Cookieも自分のASPの分は分かりますが、他ASPのものは分からないようになっています。

ASPでは対応できないため、広告主、もしくは広告代理店が対応することになります。

ECサイトのショッピングカートのプログラムをいじったり、ショッピングカートの管理画面で簡単にできる場合もあります。重複発生をさせないようなワンタグと言われる仕組みを広告代理店が導入していることもありますが、今回はこの話は割愛します。

要するに広告主や広告代理店が対応することで「重複発生はしなくなる」ということです。

却下 = 売り上げが減ってるではない!

現実的には多くの案件で重複発生は日常的にしています。ただ「却下 = 売り上げ減少 = シネ」みたいに考える人も多いんですが、それはまったくの誤解です。広告主も広告代理店もASPもわるくありません。ルールに従って承認作業をしているだけですから。

重複発生する成果については間接コンバージョンが有効なため、本来発生しない成果が発生している状態です。そもそも自分の売り上げでもなんでもないため、承認されることはない成果です。それが却下になったからといって、売り上げにはまったく関係なく、1ミリも影響はないです。

重複発生がなくなるメリットは?

一番のメリットは却下された時のストレスがなくなることだと思います。冗談のようですが、実際そうだと思います。私も今はサイトアフィリとかしるので、よく分かりますが、なんだかんだ言っても却下になるのは嬉しいことではありません。やっぱり気分は落ち込みます。

そもそも発生しなければ、却下になることもありません。だから重複発生を未然に防ぐように対策をするというのは地味に重要だったりします。却下になるのは当然の成果とは言っても、後から見れば案件の承認率は悪いというデータだけが残りますし、承認率が低くなれば悪評が立って、アフィリエイターが離れてしまう可能性もあります。

あともともと発生しない成果が発生しなければ(日本語変ですが)、管理画面で承認率を計算しやすいです。あとから管理画面を見たときにデータを追いやすいというのもメリットだと思います。ただ、現実的にはどれが重複発生した成果かは分からないので、結果的には承認率が悪いということしか分からないということになります。

意図的に承認率を操作する広告主も

ここまで読んだだけで、今までとはちがった承認率の見方が少しできると思います。なので、これはあくまで話だけ。よく聞かれるので。自分が実際に体験したわけではないので話半分に聞いてください。

広告主はルールに従って承認作業をしているだけだと言いました。しかし、承認率を意図的に操作して、広告費を調整する広告主もいる?いた?らしいです。承認するか却下するかは管理画面一つなので、広告費を抑えたければ、極端な話、全部の成果を却下にしてしまえば、広告費は0円になります。

あとはトップアフィリエイターの承認率を上げるために、1件しか獲得してないアフィリエイターの

成果を却下にしているケースもあるとか。ただここまでひどい広告主は、最近はいないと思います。今ではアフィリエイト広告の重要性や費用対効果の良さを広告主は知っているので、アフィリエイターの地位はかなり向上しています。

ほとんどの承認率がわるいという場合には、広告主が意図的に操作をしているということは少なく、基本的にはアフィリエイター自身の取り組み方に原因がある場合が多いです。

攻めるキーワードで承認率は大きく変わる

承認率について深く考える機会はなかなかないと思います。そのためなんとなく承認率はみんな一緒だと思いがちです。承認率80%の案件であれば、みんなそのくらい、と。しかし実際にはそんなことはありません。アフィリエイターによって承認率は大きく違います。

極端な例で言えば、同じ案件でも承認率20%を切るアフィリエイターもいれば、承認率80%を超えるアフィリエイターもいるということです。どこでこれだけの差が出るかと言えば、一番大きく影響するのは「攻めるキーワード」です。

商標キーワードは承認率が低いのは当然

商標キーワードを攻めているアフィリエイターは多いです。キーワードとして分かりやすいですし、成約率も高いですから取り組みやすいです。私自身も商標キーワードを攻めることもあるので、商標キーワードを攻めることは悪いことではないと思います。

しかし、案件にもよりますが、特に一般的な物販や化粧品においては商標キーワードにおける成果の承認率は圧倒的に低い傾向にあると言えます。物販や化粧品では成果対象として「新規購入」というのが基本です。ようは一回商品を買ったことのあるリピーターの購入は却下ということです。なぜ「リピート購入NG」にするかは後で書きます。

そもそも商標キーワードで検索するユーザーは商品のことを知っているユーザーです。テレビCMでやっていたり、ネットで広告を見たり、実際に商品を使ったことあったり。つまり商標キーワードで検索するユーザーの中には、かなりの数のリピーターが含まれるということです。そのため、商標キーワードでの承認率は大きく下がります。

そんなにリピーターがいるのかと思うかもしれませんが、かなり多いです。商品の発売時期や広告の出し方にもよりますが、6割以上がリピーターというケースもあります。つまりその時点で承認率は40%を下回ることになります。

たくさん売れている商品であるほど、リピーターも多くなるため承認率は下がります。つまり成果地点が「新規購入」の案件を扱っていて、商標キーワードを攻めているのに、承認率が低いというのは、そもそもの攻め方が間違っているということです。

承認率が低い傾向を許容できないのであれば、商標キーワードを攻めるべきではありません。化粧品や健康食品は新規購入が多いため、商標キーワードをやるなら承認率が低いのは前提で取り組む必要があります。

何も考えずに「この案件は承認率が低いからクソ」というアフィリエイターは、低品質のアフィカスなんだと思います。

ただし商標キーワードでも新発売の商品などは承認率が高いことはあります。新商品はリピート購入者がいないためです。それもみんなが買ってしまえば、商標キーワードでの承認率は下がっていくので、それもあらかじめ考えて取り組むべきです。

商標キーワードで新規顧客を取り続けるのは、広告主にとっても簡単にできることではありません。新規顧客を獲得するには莫大な広告費をかけて、テレビCMや雑誌、ディスプレイ広告などを出し続けないといけません。

「商標キーワードで一時期すごい獲得できていたのに急に獲得できなくなった」という話もよくありますが、これも広告主側の広告費に比例している可能性は高いです。商標キーワードはそういうリスクもあるので、なるべく長く取り組みたいなら、ずっとテレビCMを出しているような大きな企業の商品を扱う方がリスクは少ないと言えます。

商標キーワードは特別単価も出にくい

承認率とは少しズレますが、商標キーワードは特別単価も出にくいです。理由は新規顧客が少ないからです。

広告主にとって新規顧客と既存顧客の購入では、同じ1,000円の売り上げでも全く価値がちがいます。広告主は、既存顧客であれば、企業が顧客の個人情報を持っているので自分でDMを送ったり、電話セールスでもなんでもできます。そのためアフィリエイターに高い広告費を支払ってまで獲得してきてもらう必要はありません。

でも新規顧客になると自分で直接アプローチすることができないため、高い広告費をかけてアプローチをしていく必要があります。当然、広告主も新規顧客を獲得するために日々努力していますが、そこを助けるのがアフィリエイターです。広告主ではアプローチしきれない検索エンジンの検索面で、広告主の代わりに広告を出してあげるわけです。

新規顧客の獲得単価は既存顧客の獲得単価に比べて何倍も高いと言われています。既存顧客では1000円の売り上げでも、新規顧客の1000円は少し先の未来まで考えれば、何万円、何十万円の価値があります(通販用語ではLTV)。広告主としては、そこに広告費をかけてもプラスになります。だから、新規顧客を獲得が多いキーワード、いわゆる一般キーワードの方が特別単価が高くなります。

獲得件数が同じ100件だったとしても、商標キーワードで既存顧客が多い100件と一般キーワードで新規顧客が多い100件では、その価値も意味も全くちがうということです。

承認率を上げる方法

ここからは承認率を上げる方法について書いていきます。一部はこれまでの話の中で書いていますが、改めて書いておきます。

承認率上げたいなら一般キーワード

商標キーワードに比べて、一般キーワードは承認率が高い傾向にあります。一般的には、です。「ビーグレン」が商標キーワード。一般キーワードは「美白クリーム」とか「美白化粧品」です。

一般キーワードの承認率が高いのは、商標キーワードとは逆で新規顧客が多くなるからです。一般キーワードは検索数も多い分、新規顧客も多くなるので承認率は高くなります。また検索数が多いため、全体的な成約数も多くなりますし、特別単価ももらいやすいです。

ただし、商標キーワードのように商品のことを認知しているユーザーではないですし、様々な悩みを持った幅広いユーザーを商品まで導いてあげる必要があるので、サイト内容を考えるのが難しくなります。

そのため一般キーワードを攻めることを嫌がるアフィリエイターも多いのですが、売り上げを大きくしたいということを考えれば、一般キーワードを攻略するというのは避けては通れない道だと思います。

購入を決意させるキラーコンテンツ

間接コンバージョンのところでも話をしましたが、アフィリエイトはラストクリックの成果が承認されます。つまりは購入を決意させたサイトの成果が承認されます。

SEO1位にいても成約率や承認率が低いのは、ユーザーが購入を決意するようなコンテンツがないためです。ユーザーは「この商品いいな」と思っても、すぐに購入するわけではありません。物販などであれば、自分の財布からお金を出すわけですから、絶対に失敗したくないと強く思ってます。

購入に至るまでには、いろんなハードルがあるわけです。だからSEO1位のサイトで、良さそうな商品を見てもすぐには買いません(キーワードによりますが)。本当に買っても大丈夫。買いたいと思わせないとダメなわけです。

客観的に自分のサイトを見たときに、そういうサイトになってるかは大事です。これは本当に大事です。大事です。

例えば、化粧品なんかで言えば「価格」とか「成分」とか、そんなことはどうでもいいんです。いわゆる商品スペックと呼ばれるものです。どのサイトにも書いてありますから、購入を決意させるようなコンテンツにはなりえません。というかそれは書くのが前提です。

「口コミ」や「ランキング」というのは、少しは背中を押す力があります。「他人の意見が気になる人」や「売れているものが好きな人」はいますから。でも、それでは弱いです。最近は口コミやランキングを掲載しているサイトばかりですから。

それだけではありません。ユーザーが考えていることや不安に思っていることは、それだけでないはずです。もっと他にもあるはずです。たまにとんでもないことが気になっているユーザーもいるわけです。例えば「この化粧品って、猫が舐めても大丈夫かな?」とか。「この育毛剤って、育ててる花に与えたら成長するかな」とか。

ターゲットを絞れば成約数が増える

猫の例はすごく適当なんですが、そのくらいトゲトゲの文章を書いたり、サイトを作る方が成約率は高くなりますし、結果的に成約数が増えます。ターゲット絞りすぎたら誰も買わなくなるんじゃないかと思いますが、逆です。ターゲットは絞りきった方がいいです。

ウェブは世界中のユーザーがターゲットなので、同じようなターゲットはたくさんいます。例えば「子ども2人いて、旦那との結婚生活がうまくいってない、猫が大好きな30歳の主婦」とかって絞っても、日本全国にたくさんいると思いませんか?99%のユーザーに受け入れられる文章よりも、1%のユーザーに強烈に響く文章を目指すべきです(書きながら、これは自分も頑張らなければと)。

そういうコンテンツを探すのがリサーチだと思います。リサーチの重要性は誰もが聞いたことあるけど、何を調べていいか分からないからやってない人って多いんですよね。私もケースバイケースで適当に済ませることもありますが、きちんとした文章書くときはリサーチをかなりします。電車の中とかでYahoo!知恵袋とか、ずっと読んでます。

話がずれましたが、そういう文章書いていれば、狙ったユーザーは絶対にコンバージョンします。他にそんなサイトはあり得ないので。「猫が舐めても安心な化粧品ランキング」なんてコンセプトは他には絶対ないし面白そうじゃないですか。それを探してるユーザーは確実にコンバージョンします。

これは極端な例すぎるので、さすがに微妙ですが、そういうコンテンツ作れると強いです。今は検索エンジンでも「多様性」や「オリジナリティ」というキーワードですので、SEOにも強くなります。それがアフィリエイトの面白いところだと思います。

そして、こういうのがキラーコンテンツなどと呼ばれるのだと思います。ただ、サイトを量産していくというのもいいのですが、そういうキラーコンテンツを作れるように腕を磨くべきです。最初はダメでも努力してるかしてないかでは全然違いますから。

そのために色んなサイトを見まくっていいコンテンツがあれば、自分のサイトにも取り入れていきます。コンテンツの見せ方やデザイン的なところも重要です。キラーコンテンツを作れるとユーザーが自分のサイトから購入してくれます。もちろん文章のパクリは論外。

キラーコンテンツのない普通のサイトでは買わずに、自分のサイトでコンバージョンしてくれるので、当然承認率も上がります。

うちでうまくいっているケースだと、一般キーワードからの流入で、LPの成約率が30%という案件があります。アフィリリンクを3.3人がクリックすれば、1件売れる計算です。無料登録とかではなく、物販で定期コースしかないものです。もともと案件自体の成約率が10%と高めです。サイトに掲載した直後から15%くらいの成約率はありましたが、それでも今の成約率の半分でした。

ユーザーがどういうコンテンツを求めているのか試行錯誤するうちに成約率が30%まで上がったので、ユーザーに響くコンテンツになっているんだと感じています。ただ、私の場合は、このケースはまれです。精進します。

ジャンルによっては承認率保証

特に高単価案件に多いですが、ある程度の件数を出すと承認保証をつけてもらえることがあります。薬剤師や看護師の転職なんかはつけてもらえます(看護師は今はダメかもしれません)。

承認率保証のパーセンテージは広告主によっても獲得状況によっても違いますが、仮に承認率80%保証の場合。たまたま却下になる成果が多くて、100件中60件しか承認されなかった。この場合の承認率は60%です。ここで承認率80%保証があれば、本来は却下になっている成果だけど、承認率が80にになるように承認してあげるという保証です。その分は広告主が負担してくれるわけです。

なにがいいかというと、収益が安定することです。特にリスティング広告は広告費を使って、広告を出すので承認率の悪さは致命的です。偶然、承認率が悪い月があったら。広告費と売り上げのバランスが悪くなって、赤字になってしまいます。どれだけ承認されるかは分からないので、どれだけ赤字になるのかも分かりません。

そうなるとアフィリエイターとしては赤字が怖くて広告費が使えなくなります。広告費を使えないと広告の露出も減り、成約数も減るので広告主も困ります。お互いに困ります。それなら承認率80%は保証するので、積極的に取り組んでください。という感じです。

承認率保証と聞くといいことしかありませんが、当然成約数の多い有力なアフィリエイターのみです。ただそういう取り組みの仕方もできるということは知っておいて損はないはずです。

承認率を無理やり向上させる裏技

ここからはかなり怪しい情報です。というか裏取りなどはないので、情報の正確性というのはないです。たぶんASPも広告代理店の人もあんまり考えている人はいないです。自分が勝手に考えて、勝手に書きます。

重複発生する成果を自力で減らす方法です。さっきも書きましたが、これをしたからと言って売り上げは1mmも変わりません。元々発生しないはずだった成果が成果しなくなるだけです。興味ある人だけ、どうぞ。

さっき「却下」の原因として、ASP間の重複発生した成果の話をしました。要するにユーザーが1回購入しただけなのに、A8、アクトレ、アフィBの3つのASPで別々のアフィリエイターで成果が発生してしまう現象です。

間接コンバージョンの説明のところで、同じASPであれば古いCookieは上書きされるため、最終的にアフィリリンクをクリックさせたアフィリエイターに成果が上がるという話をしました。これを利用します。

たくさんのアフィリエイターが案件を扱ってるASPのアフィリリンクを使えば、重複成果は減る。です。

ユーザーが商品購入までにどれだけのアフィリリンクをクリックしてても、結局は最後にクリックさせたアフィリリンク経由の成果が承認されることになります。重複発生する成果では、誰から成果発生するかは重要ではありません。最終的にどこのASPで成果発生するかが重要です。

自分がA8のアフィリリンクを使ってて、最終的にコンバージョンするのがA8であれば、A8では重複成果は発生しないからです(別ASPは重複発生しますが、自分の承認率には関係ありません)。自分が使ってるASPと同じASPのアフィリリンクで成果が発生すれば、Cookieが書き換えられるので成果は発生しなくなります。

扱う案件がA8、アフィB、アクトレに登録されていた場合。どこも報酬が同じなら、どれ使ってもいいと思ってましたよね?

例えば、ある案件を90%の人がA8経由でアフィリエイトしているなら、すごく単純に考えれば、成果の90%はA8から上がります。そうなればアフィB、アクトレで発生した成果は、重複発生している成果になる確率が高く、結果的に却下が増え、承認率は下がることになります。

別にどのASPを使ってもいいなら、重複発生しにくいように、使ってる人が多いA8使う方がいいんじゃない?っていう話です。

さっきからA8を例に出してますが、別にA8が使うのを推奨しているわけではないです。A8の会員数が一番多いのはそうですが、ジャンルや案件によって、どこのASPが強いというのはちがいます。取り組もうとしてる案件に強いASPのアフィリリンクを使うことで結果的に承認率が上がるんじゃないでしょうか。

何度も言いますが、この話は話半分で聞いてください。無理やり重複発生する成果少なくしたいなら、こんな方法もあるんじゃないかというだけで推奨するわけではありません。広告代理店や広告主で対策している案件も増えているので、ASP間の重複発生は減ってきていると思います。私も別にこれを意識してASP決めたりはしません。

ただ、ASP選定にはこんな考え方もあるというのを知っていると、いつか役に立つときが来るかもしれません。

何度も言いますが、これをしても売り上げには1mmも影響ありません。だから、むやみにASPのアフィリリンクを別ASPに貼り換えるのはやめましょう。それは大問題になることがあります。別ASPにアフィリリンクを貼り換えるなら、事前にASPにきちんと話を通しましょう。

番外編:商標で別の商品をアフィリ

「アフィリエイトをしていない商標キーワードで、その商品を批判するサイトを作って、別の商品をアフィリエイトする」って手法は割と一般的になってきましたよね。確かに稼げるのかもしれませんが、褒められたやり方ではないです。

実際にその商品を自分が使ってみてダメで、別の商品の方がオススメできるならまだしも、たいした理由もなしに別の商品売りたいからって、無理やり批判しているサイトが多いと思うからです。

商標キーワードで悪評を書くというのは企業の利益を削ることになります。自分が稼ぎたいからという理由だけで、そんなことをすべきではないでしょうと思います。別に商品の批判をしなくても商標で、別の商品を売る方法はいくらでもあります。

例えば「一緒に使えばいいですよ」ってセット買いをオススメするサイトにすることもできます。これは一つの例ですが、考えれば他にも方法はいくらでもあるはずです。

承認率の高い案件と低い案件

案件の中には承認率の高いものと低いものがあります。一般的には「承認率の高い案件を扱いましょう」と、どこでも言われると思います。もちろん、せっかく獲得した成果も却下されてしまえば意味がありません。

だけど、それもあくまで目安です。

先ほどから言ってるみたいに、「成果地点が新規購入」の案件で、商標キーワード攻めて承認率9割は無理です。そういう人たちばかりなら、全体の承認率は下がります。

だから成果地点と、それに対して自分がどう取り組むかということが大事です。承認率も人によって全然違うので、あくまで参考程度に考えましょう。それよりもキレキレのコンテンツ書けるように努力する方がいいです。

広告代理店がちゃんとしてる案件は良い

今回はあんまり触れてないですが、最近は通販企業なんかが広告主としてASPと契約することは少ないです(「直契約」とかって言います)。だいたいはASPと広告主の間に広告代理店が入ります。

広告主がアフィリエイト広告を使う時には、基本的には複数のASPを使うことが多いです。そうすると複数のASPとやりとりをするので、かなり作業が大変です。また、アフィリエイトの知識を持っている広告主はほとんどいないので、ASPとの話もなかなかできません。

だから広告代理店が間にはいって、ASPと広告主の間をつなぎます。

で、広告代理店が優秀な案件は、良い案件なことが多いです。逆に変な広告代理店が入ると、ダメな案件になることが多いです。優秀な広告代理店が入るメリットは「アフィリエイターの声が広告主に届きやすい」ということかなと思います。

例えば案件を扱ってると、色んな要望が出ます。例えば「こんな新商品つくってほしい」「こんな訴求のLPがあればいいな」「商品提供してくれないかな」とか。実査にはアフィリエイターはASPに話をすることが多いのですが、ASPは広告主に直接話をすることはないです。基本的に広告代理店が間に入って、広告主に伝えます。

優秀な広告代理店が間に入っていると、広告主にきちんと話をしてくれるので要望も通りやすいです。例えば、商品提供をしてもらいたい時でも何も知らない広告主に対してメリットを説明して、商品提供してもらったり。でも、仕事しない広告代理店の場合は、広告主に話さえしないこともあります。

承認率の話でもアフィリエイトを理解していない広告主が広告費調整のために承認率を落としたとします。そんな時にきちんとした広告代理店がいれば、承認率がいつもより低い理由を聞いて、それが意図的なものだとしたら教育的指導をしてくれたりします。

あくまで仮の話ですが、どこまで何をするかも広告代理店次第です。まあ言い出せば担当者の能力や経験によっても全然違うということになるのですが、そこはコントロールできるところではないので。

ひとまず広告代理店によって、同じ案件でも良し悪しは全く変わるということです。ASPとの特単交渉が進まないとかも、もしかするとASP側の問題ではなく、広告代理店側に問題があるかもしれません。だからASPには優しく接してあげましょう。

どの広告代理店が良くて、どこがダメとかはここでは言いません。聞いたところで実際には選んだりするのは難しいと思いますので。アフィリエイターとASPだけでなく、ASPと広告主の間でもそういうことがあるということだけ知っておくといいかもしれません。

最後に

さて、今回は承認率について書いてみました。聞いたことがなかった話もあるかと思いますので、、面白いと思ってもらえる人もいたはずです。ただ、ほとんどの人にとっては退屈な記事だと思います。

今回の記事で伝えたかったことは、「承認率が悪い = 案件が悪い」というのは誤解ですよ、ということです。もちろん、どうしようもない案件もあるかもしれませんが、多くの場合では攻め方一つでも承認率は大きく変わるというのを知ってほしかったです。

2005年からアフィリエイトをやってきた人間からすれば、アフィリエイト業界全体としてレベルというか、クオリティは格段に上がっているのを感じます。それは10年前とかから比べると本当にとんでもないレベル。サイトデザイン一つを取ってもそうだし、内容もユーザーの役に立つものが増えてます。それは検索エンジンの進化に対応するためだけど、それでもクオリティが上がってるのは変わりありません。

今後は検索エンジンとユーザーだけでなく、広告主にも喜ばれるようなサイト作りを目指すべきだと思います。「どんなサイトでもいいから稼げればいい」なんて、いつまでも言ってたらいけないだろうと。最初はそれでもいいと思います。最初はなりふり構わず取り組まないと難しいですし、余裕もないですから。初心者のうちから難しいことは考えられないし、考えたところでできないです。

でもずっとそういうことするんじゃなく、ステップアップしていくことを意識しているといいだろうと思います。

正直言って、今の自分はまだまだですね。まだまだ他人に胸を張れるサイトには程遠いし、収益を優先しているのも事実。それでも満足いく売り上げはまだまだ程遠いです。

でもそれじゃダメだという気持ちは強い。
2017年はそこから抜け出したい。

そうしたら今までお世話になった広告主にも
胸張って改めて会いに行けるような気がする。

自戒の念も込めて。

追記

公開直後からたくさんの方に読んでいただき、感謝です。承認率とか成約率は案件によって固有のもの。アフィリエイターにはどうしようもないもの。だから案件はきちんと選定しないといけないと考えているアフィリエイターさんも多いです。

でも、そういうのはたいがい自分のやり方次第でなんとかなることが多いです。自分の能力のなさを、誰かのせいにするのはよくない。低品質なアフィカスではなく、高機能なアフィカス目指しましょう。

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