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  • 読者の検索意図がわからない...
  • 記事を書いてもSEOで上がらない...
  • 検索意図はどうやって考えればいいの...?

読者の検索意図を理解できなければ、SEOで上位表示することができません。上位表示できなければ、頑張って記事を書いてもブログで稼ぐことはできなくなってしまいます。

当記事では、他の記事よりも詳しく検索意図の考え方について解説します。この記事で解説していることを実践できれば、SEOで上位表示可能な完成度の高い記事を書けるようになります

検索意図とは読者がキーワードで検索する目的のこと。キーワードごとに検索意図を読み取ることがSEOで上位表示するために重要です。

なかじ
検索意図を理解して、SEOで上位表示する記事を書きましょう。

検索意図とは

検索意図とは読者がキーワードで検索する目的のこと。「何を求めてそのキーワードで検索しているのか」を理解したうえで記事を書くことが、SEOで上位表示するために重要です。

検索意図はWeb特有の概念で、理解しづらいところもあります。しかし検索意図を理解できなければ、いくら頑張って記事を書いてもSEOで上位表示できません。

キーワードによって検索意図は変わります。SEOで上位表示するためには、キーワードごと正確に検索意図を読み取ることが重要です。

読者の悩みや知りたいことがわからないのに、的確にアドバイスすることはできません。完成度の高い記事を書くためには、最初に検索意図を考える必要があります。

例えば「格安スマホ おすすめ」なら、「おすすめの格安スマホを知りたい」が検索意図になります。検索意図がわかれば、読者の悩みや疑問、知りたいことも把握できます。

SEOで上位表示するには、検索意図を満たしたコンテンツが必要です。自己満足な記事を書いても上位表示できないので注意しましょう。

なかじ
重要なことは、検索ユーザーの検索意図を満たせるかどうかです。

検索意図は4つに分類できる

検索意図は、読者の検索行動に基づいて次の4つに分類できます。それぞれの特徴を理解して、完成度の高い記事を書けるようになりましょう。

  • Knowクエリ:知りたい
  • Doクエリ:やりたい
  • Goクエリ:行きたい
  • Buyクエリ:買いたい

ただし厳密に4つのクエリを使い分ける必要はありません。検索意図を理解するための参考に覚えておきましょう。

クエリ具体例
Knowクエリ「格安スマホ メリット」
「東京 天気予報」
Doクエリ「格安スマホ 設定」
「格安スマホ 乗り換え」
Goクエリ「ソフトバンク 渋谷」
「東京 観光」
Buyクエリ「格安スマホ 販売店」
「東京 お土産」

ユーザーファーストを意識するために重要

検索意図を理解することは、SEOで上位表示することのほかユーザーファーストを意識するうえで重要です。Googleが掲げる10の真実でも、ユーザーファーストについて言及されています。

Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。新しいウェブブラウザを開発するときも、トップページの外観に手を加えるときも、Google 内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。

Googleが掲げる10の事実

検索意図を把握しユーザーファーストを意識できれば、SEOで高評価をもらえると考えられます。初心者でもできるSEO対策は、次の記事と動画を参考にしてください。
» 初心者でもできるSEO対策の基本

検索意図は1キーワードに複数ある

検索意図は、1キーワード1つとは限りません。ビッグキーワードほど検索意図の数は増えます。

例えば「青汁」の検索意図は以下のようなものが考えられます。

  • 定義
  • 効果
  • 作り方
  • おすすめ

「青汁」のようなビッグキーワードは、考えようと思えばいくらでも検索意図を考えられます。検索意図が大量に浮かぶキーワードで記事を書くのは大変です。

ビッグキーワードは難易度が高い

ビッグキーワードの難易度が高い理由は、目的がぼんやりしているからです。美容や健康目的で青汁を飲む人はたくさんいますが、美容や健康という目的自体が明確ではないのです。

例えば健康について、「野菜不足を解消したい」「血圧を下げたい」など目的は人それぞれ。記事の中で「この青汁は健康におすすめ」と書いたところで商品は売れません。

一方でビッグキーワードではなく複合キーワードになると、検索意図は絞られます。例えば「青汁 効果」の検索意図は、以下のようなものです。

  • 青汁の効果を知りたい
  • 美容効果のある青汁を知りたい

「初心者は複合キーワードで記事を書くのがおすすめ」と言われるのは、検索意図が絞られて記事を書きやすくなるからです。

なかじ
キーワードによって、SEOの難易度だけではなく記事を書く難易度も変わります。

検索意図の調べ方

検索意図の調べ方を3つ紹介します。

  • サジェストキーワードから読み取る
  • 検索結果から読み取る
  • ペルソナから考える

キーワードの検索意図を読み取るポイントは、読者のリアルな姿を想像することです。「なぜ読者はこのキーワードで検索したのか?」について、深く考えてみましょう。

サジェストキーワードから読み取る

1つ目がサジェストキーワードから検索意図を読み取る方法です。サジェストキーワードとは、検索窓にキーワードを入力すると表示される候補キーワードのこと。

実際の検索数や入力したキーワードとの関連度によって表示されます。サジェストキーワードから読者が知りたい内容を読み取りましょう。

サジェストキーワードの具体例

例えば「レンタルサーバー おすすめ」と入力したときは、以下のようなサジェストキーワードが表示されます。

検索結果から読み取る

2つ目が検索結果から検索意図を読み取る方法です。検索結果で上位表示されている記事は、検索意図を満たしていると考えられます。

検索意図を考えるときは、検索結果1ページ目の記事の方向性や内容を確認してください。上位記事の内容を見ることで、求められている検索意図を読み取ることができます。

検索結果を確認する際、関連企業サイトは除外するようにしましょう。例えば「レンタルサーバー おすすめ」の検索結果には、エックスサーバーなどの企業サイトが上位表示されています。

今のSEOでは記事内容以外にもドメインパワーや、キーワードとの関連度が重視されます。

エックスサーバーは検索意図や記事内容ではなく、別のものが評価されて上位表示されている可能性があります。

なかじ
検索意図を参考にする時は、関連企業サイトを除外してください。

ペルソナから考える

3つ目はペルソナから検索意図を考える方法です。多くのベテランアフィリエイターは、ペルソナを想定して検索意図を考えています。

ペルソナとはサービスや商品の「架空の顧客像」のこと。年齢や性別、趣味、悩みなど細かく設定することで、読者に深く刺さる記事を書けるようになります。

ペルソナから検索意図を考えるコツは、検索する人の姿をリアルに想像することです。ブログやアフィリエイトでペルソナが重要な理由は、次の記事と動画を参考にしてください。
» ブログでペルソナ設定が重要な理由

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検索意図の違いを理解できていない例

「薄毛」と「育毛剤」を例に、検索意図の違いについて解説します。「どちらのキーワードでも育毛剤を紹介すればいい」という考え方はNGです。

検索意図を理解してない人の記事は、以下のような構成になります。

  1. 導入文
  2. 育毛剤ランキング
  3. 共起語を網羅した長文記事

導入文の後いきなりランキングを配置する構成では、上位表示もできず商品も売れません。「薄毛」の検索意図は「育毛剤が欲しい」ではないからです。

「薄毛」で検索する読者が何を目的に調べているのかを考えてみましょう。

  • 自分が薄毛になった原因を知りたい
  • 薄くなった髪の毛を増やしたい
  • 薄毛になるのを予防したい

育毛剤を求めていないユーザーに対して育毛剤をおすすめするのは押し売りです。記事始めの方でランキングを配置しても、商品は売れません。

自分に都合のいい解釈をしない

「薄毛で悩んでいる人は育毛剤を求めているはず」という考えは、育毛剤を売りたい自分にとって都合のいい解釈です。読者目線で記事を書かなければ、ブログで稼ぐことはできません。

薄毛で悩んでいる人は「薄毛を克服したい」「髪の毛を増やしたい」という願望もあります。ただし、髪の毛を増やす方法は育毛剤に限らないのです

  • 育毛シャンプー
  • 育毛サプリ
  • カツラ
  • 植毛
  • 食事
  • 頭皮マッサージ
  • 生活習慣

薄毛で悩んでいる人の悩みを解決する選択肢は、育毛剤である必要がありません。「薄毛で悩んでいる=育毛剤が欲しい」と考えるのは、大きな勘違いです。

薄毛で悩んでいる人に育毛剤を売りたいなら、「育毛剤を使うことが一番良い方法」だと思ってもらえるように読者を教育する必要があります

なかじ
自分に都合のいい解釈をしていると商品は売れません。

【サンプル】検索意図を意識した記事構成

検索意図をもとに記事構成を作る時は、次の3つを意識してください。

  • 商品を売るために嘘をつかない
  • 役に立たない情報を書かない
  • 自分の利益を優先しない

商品を売りたいからといって嘘をついてはいけません。嘘をついて商品が売れることもありますが、倫理的・法律的にNGです。

読者の役に立たない情報を書かないことも意識しましょう。例えば育毛シャンプーが必要なユーザーに向けて、強引に育毛剤を売ろうとするのは良くありません。

育毛剤を売りたいなら、育毛剤が最適なターゲットに向けて記事を書いてください。

自分の利益を優先して報酬が高い順にランキングを作成するのもやめてください。読者に必要な商品を紹介しましょう。

ランキング1位を自分で決めるのはステマではない

ランキング1位を自分で決めることはステマではありません。最適な商品はユーザーによって変わります。

ランキングを決めるのはステマではなく、想定するターゲットの違いによるものだと理解しましょう。

「薄毛」の記事構成

「薄毛」というキーワードで「育毛剤」を売るときの記事構成の例を紹介します。

「薄毛」の記事構成

1.薄毛の原因
最終的には「育毛剤が最適」につなげるための布石

2.髪の毛を増やす方法3~5つ
多すぎても離脱の原因になる

3.育毛剤を使うメリット3つ
多くても少なくてもダメ
育毛剤が最適な理由を理解させる

4.育毛剤を選ぶポイント
ランキング1位に自然とたどり着く選び方
価格の安さがコンセプトなら1位は低価格な商品

5.育毛剤ランキング
根拠のあるランキングを作る
ランキングの基準は明確に

「薄毛対策には育毛剤が最適」という結論につなげるための布石として、最初に「薄毛の原因」について書きます。

次に「髪の毛を増やす方法」についてまとめます。あまりに多すぎると離脱の原因になるので、3~5つくらい提示しましょう。

複数の方法を提案するのには理由は、「育毛剤以外にもたくさんの方法があるけれど、育毛剤を使うのが一番良い」というのを読者に教えてあげるためです。

次に育毛剤を使うメリットについて3つ考えます。メリットが多すぎるとユーザーを迷わせてしまいますが、少なすぎるとメリットを感じにくいです。

なかじ
数ある方法の中から、育毛剤が一番良い方法だということをわかってもらいましょう。

次に育毛剤を選ぶポイントについて解説します。ここでは、ランキング1位の商品へ自然に辿り着くような「選び方」を紹介することが重要です。

例えばランキング1位で低価格の商品を売るのであれば、選び方に「低価格」「安くて継続しやすい」といった文言を入れます。

ランキングを掲載しているサイトはたくさんありますが、ランキングの基準が不明確なサイトも多いです。ランキングを作るときには、しっかりと根拠のあるランキングを作ってください

育毛剤が一番売れるのはランキングです。ここが一番の成約ポイントになります。

ユーザーを教育するコンテンツが必要

商品を売るためには、ユーザーを教育するコンテンツが必要になります。商品をおすすめする理由がわからないと、読者は納得してくれないからです。

今回の例でいうと、「薄毛」というキーワードから「育毛剤を売る」という成約までの距離は遠いです。育毛剤が自分にとって必要だと理解してもらえなければ、育毛剤を買ってもらえません。

キーワードから成約までの距離が遠い場合は、ユーザーを教育するコンテンツを入れましょう。

「育毛剤」の記事構成

「育毛剤」の記事構成について解説します。育毛剤の場合は「薄毛」に比べて単純です。

最初に育毛剤を選ぶポイントを書き、続けて育毛剤ランキングを置けば売れる確率が高くなります。

  1. 育毛剤を選ぶポイント
  2. 育毛剤ランキング

ユーザーは既に「育毛剤」が自分に必要な方法という結論に辿り着いています。解決方法がわかっているユーザーには、「薄毛」のように育毛剤の必要性について教育するコンテンツは不要です。

記事構成の作り方は次の記事と動画を参考にしてください。
» 検索意図から記事の構成を考える手順

潜在ニーズを読み取ることの重要性

SEOでは検索意図を満たす記事を書くことが重要です。検索意図を満たせなければ、読者満足度は上がらず、SEOでも上位表示できません。

しかし検索意図を満たせば、読者満足度が完全に満たされるわけではありません。検索意図だけでは満たされないものが潜在ニーズです。

最高に役立つ記事を目指す

潜在ニーズとは、検索した時点では読者自身も考えていなかったニーズのことです。

例えば「アフィリエイト 始め方」で検索した読者の検索意図は、「アフィリエイトの始め方を知りたい」です。

ほとんどの人はアフィリエイトの始め方について解説した記事を書きますが、これだけで満足してはいけません。読者の本当のゴールは「アフィリエイトでお金を稼ぐこと」です。

アフィリエイトでお金を稼ぐために必要な情報は、以下のようなものが考えられます。

  • 稼ぐために必要な情報
  • キーワード選定
  • 記事の書き方
  • SEO対策

読者を本当に満足させようと思ったときには、「アフィリエイトの始め方」以外にも上記のような情報が必要です。アフィリエイトの始め方がわかったら、読者は潜在ニーズである「稼ぎ方」を知りたくなります。

潜在ニーズを考えるときはペルソナが役に立ちます。ペルソナによって検索の背景が明確になるため、潜在ニーズを見つけやすくなります。
» ブログでペルソナ設定が重要な理由

潜在ニーズは検索結果やサジェストキーワードからは見つけられません。読者にとって不満がない記事を書き、潜在ニーズを満たした最高に役立つ記事を目指してください

なかじ
キーワードから潜在ニーズを読み取ることが重要です。

再検索させない記事はGoogleの評価が高い

潜在ニーズを無視するとSEOでは順位が上がりません。SXOの観点でマイナスになるからです。

SXOとは検索体験最適化のことです。検索した読者を満足させることで、Googleからの評価が高くなります。検索意図が満たされても潜在ニーズが満たされなかった読者は、同じようなキーワードで再検索します。

例えば、「アフィリエイト 始め方」の次は「アフィリエイト 稼ぎ方」「アフィリエイト 記事の書き方」で再検索します。自分のブログから離脱して再検索されると、読者満足度が低い記事だと判断されSEOでは大きなマイナスになります。

記事を読んで本当に満足した読者なら、しばらく同じキーワードでは検索しません。

検索意図を満たすだけではなく、再検索させない記事を書くことがSEOにおいて重要です。SEO対策で重要なSXOについては、次の記事と動画で詳しく解説しています。
» SXO対策とSEO対策の違いとやり方

再検索させない記事の書き方は次の記事と動画を参考にしてください。
» 再検索されないブログ記事の書き方

検索意図を理解して成約につながる記事を書こう

検索意図とは読者が検索する目的のこと。SEOで上位表示するためには、検索意図を満たしたコンテンツが必要です。

検索意図を読み取る方法は以下の3つ。

  • サジェストキーワードから読み取る
  • 検索結果から読み取る
  • ペルソナから考える

検索意図を満たすことができなければ読者満足度を高めることができず、SEOで上位表示することができません。しかし検索意図を満たすだけでは足りず、潜在ニーズも満たすことが求められます。

潜在ニーズとは、「検索した時点では読者自身も考えていなかったニーズ」のこと。潜在ニーズを無視すると、SEOでは順位が上がりません。

記事に満足できなかった読者は、同じようなキーワードで再検索します。読者が再検索することは、SEO にとって大きなマイナスです。

読者と検索エンジンの両方を満足させ、成約につながる記事を書きましょう。

ブログ初心者が最短で稼ぎたいなら超特化ブログ一択です。超特化ブログの詳しい作り方は、次の記事と動画を参考にしてください。
» 超特化ブログの作り方

この記事の筆者
なかじ(中島大介)
名前:なかじ(@ds_nakajima)

株式会社メリルの代表取締役。ブログとアフィリエイトで月1000万円達成。

ブログ、アフィリエイトに関してはYouTubeチャンネル「ウェブ職TV」でも情報発信しています。

2019年5月には子育ての悩みを産婦人科医や保育士などの専門家に無料相談できる「子育て相談ドットコム」をリリース。

ブロガー、アフィリエイターのためのコワーキンスペース「ABCスペース」を名古屋でオープンしました。